テッポウムシ

奄美地方は今日梅雨明けしたので、屋久島ももうすぐですね!

ただもう今日は物凄い暑さになりました。

前日までたっぷり雨が降った上での晴れなので、とにかく蒸し暑い!バテます。

今日は何箇所かテッポウムシに入られたのを見つけました。

テッポウムシ=ゴマダラカミキリムシの幼虫です。

テッポウムシがいる印
木屑があると必ずテッポウむしがいる
テッポウムシがいると木屑でわかる
Y路の枝が好き
テッポウムシ
木屑を針金でほじくると発見
テッポウムシが成虫となり飛び出してできた穴
テッポウムシが成虫となり飛び出してできた穴

ゴマダラカミキリムシは5月下旬くらいから成虫になって木から飛び出し、何日か経ったら、幹や枝に卵を産み付けます。卵から孵った幼虫が木の中に入り樹皮などを食べまくり成長します。

成虫を見かけるのは5月下旬から8月くらいまで。

でも幼虫がいったん木に入ってしまったら、こっちが見つけない限り、翌年の5月に成虫になって出てくるまでずっと木の中。

このゴマダラカミキリムシ(成虫)に卵を産み付けられない対策として、木を揺すって落として踏みつけるという地道な対応はしますが、朝早くでないと効果ないので(日が高くなるとすぐ飛んで逃げてしまう。朝はボケーとしてて下に落ちる)もう一つ、「バイオリサ スリム」というテープも使用します。

木の幹や枝に巻きつけて、ホッチキスなどで止めるだけ。

バイオリサスリム
バイオリサスリムテープを巻く
木の幹に近い場所に巻きます

カミキリムシ対策としてバイオリサテープを使用しているのは、樹全体に薬を蒔きたくないのと、カミキリムシだけに対して効果があり、他の環境に影響がないから。

バイオリサテープは表面にカミキリムシに効果のある微生物防除薬が塗られていて、テープに少しでもカミキリムシが触れると菌がカミキリムシの体内に入り、養分・水分を奪ってミイラ化して死ぬ作用になっています。

当農園でバイオリサの使用を始めて3年目。

時々、ゴマダラカミキリムシが硬直して枝に止まったままの姿を目にします。

劇的に減るわけではないですが、効果はあると思うので使っています。