2021年収穫たんかんについて

新年より予約受付を開始しましたが、既に品切れの状態の商品が多くなっております。ご予約いただけなかったお客様には誠に申し訳ございません。

2月より収穫を行っていく予定ですが、また販売できる量が出てきましたら、当ホームページでお知らせいたします。

2021年収穫たんかんの予約受付を開始しました。

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

本日よりたんかんの予約を開始いたします。注文サイトよりアクセスしてください。

昨年の台風の影響で、収穫予定の半分程度のたんかんの実が落ちてしまいました。また、贈答用にできるキレイな実が少ない為、今年は贈答用の「特選たんかん」の注文受付は承ることができません。

収穫量も大変少ないことが予想される為、大変申し訳ございませんが、お一人様(1配送先)10kgまでとさせていただいております。

いつもご愛顧いただいておりますお客様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますよう宜しくお願いいたします。

ご不明な点がございましたら、「お問い合わせ」フォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。

*尚、今年の収穫予定は2月上旬頃を想定しております。ご注文をいただいたお客様より順次発送いたします。

グアバの葉

グアバの葉

グアバの新葉が出てきたので、お茶にするために新葉部分を収穫しました。

グアバの新葉
グアバの新葉部分

梅雨が明けてから、毎日いい天気(というか酷暑)なので天日干しを何日かすればパリパリに乾燥するでしょう。

グアバの葉
グアバの葉天日干し

グアバ茶は、様々な効能があると言われ、沢山の方に飲まれています。

・抗酸化、殺菌作用

・美容効果、疲労回復、ダイエット効果

・動脈硬化の予防、改善

・高血圧を予防

・感染症の予防、改善

グアバの実

まだ小さいですが実も付いています。グアバの実はそのまま食べても美味しいし、ジュースにしてもいい。葉っぱはお茶にと2度楽しめますね。

テッポウムシ

テッポウムシがいる印

奄美地方は今日梅雨明けしたので、屋久島ももうすぐですね!

ただもう今日は物凄い暑さになりました。

前日までたっぷり雨が降った上での晴れなので、とにかく蒸し暑い!バテます。

今日は何箇所かテッポウムシに入られたのを見つけました。

テッポウムシ=ゴマダラカミキリムシの幼虫です。

テッポウムシがいる印
木屑があると必ずテッポウむしがいる
テッポウムシがいると木屑でわかる
Y路の枝が好き
テッポウムシ
木屑を針金でほじくると発見
テッポウムシが成虫となり飛び出してできた穴
テッポウムシが成虫となり飛び出してできた穴

ゴマダラカミキリムシは5月下旬くらいから成虫になって木から飛び出し、何日か経ったら、幹や枝に卵を産み付けます。卵から孵った幼虫が木の中に入り樹皮などを食べまくり成長します。

成虫を見かけるのは5月下旬から8月くらいまで。

でも幼虫がいったん木に入ってしまったら、こっちが見つけない限り、翌年の5月に成虫になって出てくるまでずっと木の中。

このゴマダラカミキリムシ(成虫)に卵を産み付けられない対策として、木を揺すって落として踏みつけるという地道な対応はしますが、朝早くでないと効果ないので(日が高くなるとすぐ飛んで逃げてしまう。朝はボケーとしてて下に落ちる)もう一つ、「バイオリサ スリム」というテープも使用します。

木の幹や枝に巻きつけて、ホッチキスなどで止めるだけ。

バイオリサスリム
バイオリサスリムテープを巻く
木の幹に近い場所に巻きます

カミキリムシ対策としてバイオリサテープを使用しているのは、樹全体に薬を蒔きたくないのと、カミキリムシだけに対して効果があり、他の環境に影響がないから。

バイオリサテープは表面にカミキリムシに効果のある微生物防除薬が塗られていて、テープに少しでもカミキリムシが触れると菌がカミキリムシの体内に入り、養分・水分を奪ってミイラ化して死ぬ作用になっています。

当農園でバイオリサの使用を始めて3年目。

時々、ゴマダラカミキリムシが硬直して枝に止まったままの姿を目にします。

劇的に減るわけではないですが、効果はあると思うので使っています。

鹿よけ対策

鹿よけピンクテープ

鹿に悩まされています。

私たちの農園は、周囲に高さ1Mの柵で囲っているのですが、柵を支える鉄棒が腐ってきたり、台風の影響で柵が斜めに倒れ高さが低くなるところを狙われて鹿が園内に入ってきます。

鹿は園内のタンカンの木の葉っぱを食べます。葉っぱを食べたあと、鹿の唾液が枝に付くので、その箇所は成長しないし、いずれは枯れていきます。

下の方の細い枝はボキボキ折られます。

鹿に枝を折られる
鹿に折られた枝
鹿に葉っぱを食べられる

また、新芽が好きなので、植えたばかりの苗はことごとく葉っぱを食べられて、枯れてしまいました。

鹿が入ってきそうなところを見つけては応急処置をしていましたが、どっから入っているのか、また侵入された形跡を見つけるといった繰り返し。

そこで、新たなる対策として、最近流行っているピンクテープを張ることにしました。

ピンクテープで囲むだけで防獣効果抜群!!らしい <<— (←_←)疑疑

畑の柵がないところに支柱を立てて、ピンクテープを巻いて畑を囲ってあるのをよく目撃していました。話を聞くと「全然効果なかった」と言われましたが、柵のさらに上の高さを出す為に張ってみてはどうだろうと思い立って試してみることにしました。

鹿は柵を乗り越えてきているとしか思えないので、ピンクテープで高さを出したらいいんじゃないか。

低くなった柵をピンクテープでカバー

やってみました。効果はあるのか?!

(1週間後・・・・の今日)

鹿の糞発見!!・・・チーン(涙)

でも、、糞の量が少なかったし以前のような何頭も入っている感じはない。

ほんの少しでも抑制効果はあったのではと思いたい。

(侵入されたことには変わりないのでまだまだ鹿問題は続く・・・)

たんかんの摘果作業

たんかんの実

屋久島は今週末を乗り越えたら、梅雨明けしそうです。

今年の梅雨は大雨の日が何日も何日も続いたので、ちょっと曇りで雨が降っていないだけで嬉しいですね。

たんかんの実の摘果時期がやってきました。

摘果作業はとても大事で、樹に実をつけすぎると樹が疲れて翌年以降の実のつけ方に影響が出て極端に不作になったり、樹が弱ると害虫などにやられやすくなったり、実が養分を奪いあったりして大きな実にならないといった、様々な問題が出てきます。

たんかんの摘果作業
まずは傷モノ、病気ぽいモノ、形が悪いモノから落として、枝葉と実のバランスを見ながら落とすもの、残すものを選択しています。

たくさん実がついているのを落とすのはとてももったいと思って、以前はなかなか思い切って出来なかったのですが、去年くらいからやっとその重要性を身に染みて感じたので、今年も思い切って落としています。大体手のひらサイズに1個残すくらいです。

摘果後のたんかんの実
地面には落とした沢山の実が

摘果をする為に木に登ると、枯れ枝や、木の中に入って樹皮を食べ尽くすテッポウ虫がいることに気づいたりして、早期発見、早期対応ができます。

木に登って細かい所までじっくりと見て早く気づくことができる、この摘果作業の時期はとても重要だと思っています

アボカド栽培記録①

カハルー

昨年アボカドの苗を植え付けて、最初の頃の写真は撮り忘れたのですが、今後の自分の参考の為に記録を残したいと思います。

品種は、収穫時期が大体11月〜1月のもので、タンカン収穫と重ならないように選びました。

アボカドは、1本の木で雌花も雄花も開花しますが、開花する時間帯が午前と午後に別れています。品種によって午前は雌花、午後は雄花、または午前は雄花、午後は雌花が開花するといった2タイプに別れているので、着果を安定させる為に2タイプを混在させています。

植え付けは昨年秋から冬にかけて行いました。半年以上経ちましたが、随分成長しています。

カハルー

開花型:B(午前♂、午後♀)

2019年11月29日
カハルー
2020年6月28日

ピンカートン

開花型:A(午前♀、午後♂)

ピンカートン
2019年11月29日
2020年6月28日

サンミゲル

開花型:A(午前♀、午後♂)

サンミゲル
2019年11月29日
2020年6月28日

マラマ

開花型:B(午前♂、午後♀)

マラマ
2019年11月29日
マラマ
2020年6月28日

ベーコン

開花型:B(午前♂、午後♀) 2020年6月28日

ベーコン 2
ベーコン 3
ベーコン 4
ベーコン 5

ウィンターメキシカン

開花型:A(午前♀、午後♂)  2020年6月28日

ウィンターメキシカン 1
ウィンターメキシカン 2

たんかんの実

たんかんの実

梅雨真っ盛りの屋久島です。

家の中はエアコン除湿フル回転、毎日毎日本当によく降ります。

今の時期のたんかんの実は、ビー玉よりちょっと大きいくらいの大きさ。

木の足元を見ると、「生理落下」で小さいうちに黄色くなって落ちた実が沢山あります。

木は木で自ら残す実を選んでバランスを取っているみたい。

いい品質の実に育てたい、来年以降も木が疲れないようにと私たちはさらに手を加えて実を選別します。

梅雨が終わったら、摘果作業が始まります。

たんかんの実 6月中旬

カミキリムシ

6月に入ってから、天敵カミキリムシがまた沢山見かけるようになりました。

ゴマダラカミキリムシ。

このカミキリムシが木の幹に卵をうみつけ、孵化して幼虫(テッポウムシと呼んでいます)になると、木の中に入り込み、樹皮を食べながらどんどん奥に入ったり、枝の周りを一周したりします。

幼虫が樹皮を食べ進めていると、木屑が外側に出てくるので、それに気付けば針金など細いもので木をほじくり幼虫をやっつけることができます。

幼虫を放っておくと、いつまでも木の中をほじくり進まれ、その木の樹勢は弱まり、ナガタマムシなど別の虫によって、木が枯れてしまう要因にもなる。

まずは成虫のカミキリムシを捕まえることで、産卵の数は減らせるので、6月から8月くらいまでは、雨が降っていなければ毎朝いつもより早めに畑に行き、木を揺らします。

そうすると木の枝に止まっていたカミキリムシが落ちてくるので、捕殺できます。

朝陽が高くなってくると、木を揺らしても飛び去ってしまうので、朝の早い時間が捕殺のチャンスなのです。

薬剤は極力使いたくないので、地道にカミキリムシに対応しています。

何日か続けると、数は減ってくるので手間はかかりますが効果があると思っています。

それでも幼虫(テッポウムシ)にはいつの間にか食われていますけどね。

被害は最小限に抑えられています。

私が木を揺らして周っていると、畑のコッコ達が後をずっとついてきて、上から落ちてくるいろんな虫たちを取って喜んでいます。朝の癒しのひと時です。